ビットアイルの次世代クラウドコンピューティングの研究開発を行う専門組織「ビットアイル総合研究所は2月3日、大規模なサービス基盤を持つユーザーを対象に、OpenStackを活用したハイブリッドクラウド実証環境「OpenStack ハイブリッドクラウド実証センター」を2015年3月より無償で提供すると発表した。

同実証センターは、OpenStackベースのプライベートクラウド環境で、ビットアイルコネクトを通じて、パブリッククラウドとのセキュアかつ高速な接続環境を提供する。

「OpenStack ハイブリッドクラウド実証センター」の概要

「プライベートクラウドとパブリッククラウドを組み合わせたインフラデザインの検証」「パブリッククラウドからプライベートクラウドへの移行」「ハイブリッドクラウド環境の統合運用監視」「APIを活用したハイブリッドクラウド環境での運用の自動化」などを実証することが想定されている。

同実証センターのOpenStackのバージョンはJunoで、提供するコンポーネントはNova、Keystone、Neutron、Glance、Horizon、Cinder(+Ceph)、Swift。接続可能なパブリッククラウドはアマゾン ウェブ サービス、Nifty Cloud、SoftLayer、Microsoft Azureで、パブリッククラウドの利用料金は利用者が負担する。