StatCounter Global Stats

StatCounterは2月2日(米国時間)、「Yahoo gains further US search share in January|StatCounter Global Stats」において、米国における1月の検索サービス利用率において、Yahoo!の利用が増加するとともに、Googleの利用率が低下したと伝えた。Googleの検索シェアはStatCounter Global Statsが観測をはじめてから初めて75%を下回り、74.8%になった。

Yahoo!のシェア増の要因としては、米国におけるFirefoxのデフォルトの検索エンジンがGoogleからYahoo!に切り替わったことがあると分析されている。Firefoxのデフォルトの検索エンジンがGoogleからYahoo!に切り替わった月にはYahoo!の増加が予測されていたが、1月にはYahoo!からGoogleに設定を変更するユーザーが増え、Yahoo!のシェア増加には歯止めがかかると推測する向きもあった。しかし、実際にはYahoo!が使われて続けている結果となった。

Mozillaはこれまで収益の多くをGoogleに依存する構造をとってきたが、デフォルトの検索エンジンの切り替えが市場に影響力を持つことを示すことができたことで、より多くのベンダーを交渉相手とできる可能性が出てきている。多種多様なベンダーから収益が得られることは、独立性の確保などを含めMozillaの求める活動にとって有益と言える。