アドビ システムズは、同社の製品担当者ブログ「いわもとぶろぐ」にて、大手印刷会社と同社が実施した「印刷業界向け意見交換会」でのレポートを公開した。
同ブログによれば、「印刷業界向け意見交換会」は、ソフトウェアメーカー、RIPベンダー、印刷会社が一堂に会し、出力時におけるトラブルを減らし快適に利用してもらうために業界全体でどのように取り組むべきかなど、より良い入稿環境を作ることを目指すための話し合いの場として開催されたものだ。
その第1回目となる今回のテーマは、「より良いネイティブファイルを準備いただくためには?」。その"まとめ"として同ブログでは、IllustratorとInDesignが備える「パッケージ機能」(印刷入稿に必要なデータをパッケージとしてひとつのフォルダに収録してくれる機能)を活用することを推奨するとし、現段階では認知度の低い同機能の紹介や注意点をまとめたWebページ「間違いのない入稿データ作り[パッケージ機能] -Illustrator編-」と「間違いのない入稿データ作り[パッケージ機能] -InDesign編-」、およびPDFを公開したことを伝えている。印刷会社に対してはクライアントのデザイン会社に同機能による入稿方法の認知と活用を促すことを、デザイン会社には同機能を使ってのミスのない入稿を行うことを勧めている。
また、意見交換会はすでに第2回目も開催され、「デザイン会社に推奨するPDF入稿の書き出し設定」をテーマに意見が交わされたという。このときの模様は後日、同ブログにて報告されるということだ。
なお、「印刷業界向け意見交換会」の情報は、2月4日~6日に東京都・池袋のサンシャインシティコンベンションセンターにおいて開催される「page2015」のクリエイティブゾーンセミナーにおいて、連日16:00~16:40に行われる岩本氏のセッションで詳しく紹介されるとのことだ(page2015は入場料1,000円(Webから事前登録すると無料))。