NTTソフトウェアは1月27日、セキュリティ対策製品「TrustBind(トラストバインド)」シリーズに、新たにデータ保護用の「TrustBind/Tokenization(トラストバインド/トークナイゼーション)」を追加し、4月1日より販売開始すると発表した。
同製品は、機密情報などのデータを「トークン」に自動的に置き換えるというもの。機密情報とトークンの関連性を組織内のデータベースで管理することで、クラウドサービスのデータベースに機密情報そのものを保存することなく活用できる。
トークンは、機密情報を第3者が容易に解読できないようにするのに有効。保存される機密情報ごとに都度ランダムに生成され、元データと一切の関連性を持たないため、元の機密情報を解読することは理論上できない。
また、セールスフォース利用時にトークンのまま検索が可能となる。トークナイゼーションにより無作為なデータに置き換えられた情報であるトークンのままで、セールスフォースの既存機能にあわせて検索できる。これにより、ユーザのクラウドサービス利用勝手は変わらず、データを保護することが可能だ。
さらに、TrustBind/Secure Gatewayと連携して動作するため、クラウドサービスへのアクセスログを収集できる。内部統制の監査要件へ対応、セキュリティインシデント発生時の追跡性確保、利用統計情報による業務分析、ほかシステムとのログ突合など、幅広い用途でのログを活用できる。
価格は税別で、月額利用料が1000円(1ユーザIDあたり)。