NECは1月28日、ジョブ管理ソフトウェア「WebSAM JobCenter」のクラウド対応を強化し、販売を開始すると発表した。新製品は、アマゾン ウェブ サービスの制御が可能なジョブコンポーネント約20種を提供する。

WebSAM JobCenterは、システムの導入・ジョブフローの構築から、日々の運用、業務の実行分析までをトータルでサポートする製品で、バッチ処理などの定型業務の運用を自動化し、各処理におけるジョブやジョブフローを管理する。

新製品で提供するAWSの制御が可能なジョブコンポーネントを利用することで、仮想サーバの起動や停止、バックアップ、クラウドストレージへのファイル転送など、AWSの制御も含めた定型業務を自動化するジョブフローを、管理画面上の簡単な操作で構築できる。

AWSクラウド上のジョブフロー制御イメージ

これにより、AWS制御用プログラムの開発が不要となり、従来数時間かかっていたジョブフローの作成・構築作業を最短10分程度に短縮可能だという。

管理画面は、ICTインフラの管理者、業務アプリケーションの開発者、運用オペレーターなど、利用者の役割に応じて、表示・操作可能な情報の制限、利用頻度の高い情報の表示などをカスタマイズできる。

提供が決まっているAWS制御用ジョブコンポーネント一覧

出荷は2月2日から開始され、価格は32万6400円(税別)からとなっている。同日より、AWS Test Driveプログラムを利用した評価環境で、同製品が提供する制御部品の一部を無償でテスト・評価することが可能。