電通、新潟市、Genomediaは1月28日、農業を起点とした地方創生に向けた「農産物高付加価値化プロジェクト」の始動を発表した。

これは、同市において農産物の品種改良から加工品の商品開発およびブランド開発までを戦略的に行い、「科学」と「マーケティング」の両視点から高付加価値な農産物の継続的な生産を実現することで、新潟の地方創生および日本農業の活性化と国際競争力の強化を目指す取り組み。

同プロジェクトでは、東京大学発のベンチャー企業であるGenomediaのゲノム解析技術を農産物と農業周辺事業に応用する。電通が収集・分析した農産物の消費者ニーズ、生産者の課題をゲノム解析技術とマッチングし、マーケットから逆算した発想で新潟および現地の生産者と連携し、需要と供給をつなぐバリューチェーンの確立を図るとしている。