太陽誘電は1月22日、メタルコアSMDパワーインダクタ「MCOI MDシリーズ」に4.0mm×4.0mm×2.0mmサイズの「MDWK4040」を追加したと発表した。
IoTの進展やビッグデータと呼ばれる大規模なデータ処理のため、情報関連機器は絶えず高機能化、高性能化が求められている。特に、サーバは処理能力の向上に伴いCPUの低電圧、大電流化が進むことで電源回路にも大電流化への対応が強く求められている。そこで今回、「MCOIL MDシリーズ」に高さ最大2.0mmとなる同製品を追加した。独自の金属系磁性材料を使用し、メタルコアの形状を最適化することで業界トップクラスの直流重畳特性を実現している。また、内部構造などを最適化することでインダクタンス値も0.20μHから10μHまで、11アイテムをラインナップしている。
なお、サンプル価格は50円。1月より、中之条工場(群馬県吾妻郡中之条町)にて、4mm角品の「MCOIL MDシリーズ」全体で月産1000万個の量産体制を構築するという。