Google Compute Engine

Googleは1月21日(米国時間)、「Google Cloud Platform Blog: Announcing the General Availability of Local SSD」において、同社が提供するIaaSGoogle Compute Engineのすべてのリージョンにおいて「Local SSD」が利用できるようになったと伝えた。「Local SSD」は仮想マシンと物理的に接続されたSSDベースのストレージデバイスで、ほかのストレージ・オプションと比較してIOPSの高さやレイテンシがきわめて低いといった特徴がある。

「Local SSD」の性能に関しては、同日に公開された記事「Google Cloud Platform Blog:Aerospike demonstrates RAM-like performance with Local SSDs」にベンチマークが掲載されている。Aerospike Certification Testを「Local SSD」ベースとメモリベースで計測したもので、メモリ並みの性能が計測されている。

「Local SSD」の費用は1月当たり1GBごとに0.218米ドル(約26円)。仮想マシンに接続して使用した場合、時間当たりに換算すると1GBで0.0003米ドル(約0.04円)になる。性能と価格を比較した場合、ストレージ・オプションとしての「Local SSD」は他の選択肢と比較して費用対効果が優れている。

VPSやクラウドといった仮想環境サービスではディスク・ストレージの遅さが性能のボトルネックになることが多い。そのため、同様のサービスを提供しているベンダーはストレージとしてSSDを採用する傾向にあり、同様の取り組みは今後も継続すると見られる。