米宇宙ベンチャーSpace Exploration Technologies (Space X)は1月20日、GoogleおよびFidelityから10億ドル(約1180億円)の投資を受けることを発表した。これによりGoogleとFidelityは両社合わせてSpaceX株の10%弱を取得することになる。
Space Xは、高度約1200kmの低軌道に多数のマイクロ衛星を打ち上げてインターネット網を構築することによって、開発途上国などインフラが整っていない地域にインターネット接続を提供するプロジェクトを計画しており、Googleの投資はこれを睨んでのことと推測される。
衛星によるインターネット網の構築は、1月15日にOneWebがVirgin GalacticおよびQualcommから投資を受けることが発表されるなど、今後開発競争が激化していくことが予想される。