レッドハットは、Red Hat Satellite 5の最新版である「Red Hat Satellite 5.7」の一般提供を開始したと発表した。Red Hat Satelliteは、Red Hat Enterprise Linuxおよびその他の Red Hat システムの効率的な稼働、適切なセキュリティ保護、各種基準への準拠を支援する、使いやすいシステム管理プラットフォーム。
「Red Hat Satellite 5.7」では、セキュリティとコンプライアンスの強化、ユーザーインタフェースの刷新が行われた。
セキュリティとコンプライアンスでは以下の強化が行われている。
・FIPS 140-2対応Red Hat Enterprise Linux上でSatelliteが動作可能
・シンプル化されたアイデンティティ管理の統合
・効率と自動化の向上
・IPMI(Intelligent Platform Management Interface)対応ハードウェアの起動、停止、および再起動
・スケジュール式アクションチェインによりクライアントシステムタスクのオーケストレーションに対応
・PowerLEクライアントシステムの管理をサポート
・リードオンリーAPIユーザーサポートにより安全で非破壊的なインフラの調査が可能
・アップデートとプロビジョニングの速度が向上し、ミラー形式のプリキャッシュを使用するRed Hat Proxy Serverによるデプロイメントのスケールアウトが可能
なお、同社は、2014年9月に、Red Hat Satellite6の提供を開始しており、Red Hat Satellite 5の利用者は、できる限り早い機会にRed Hat Satellite 5.7にアップグレードするか、または最新のRed Hat Satellite 6をダウンロードして試すことを推奨している。