サイオステクノロジーの子会社であるグル―ジェントは19日、クラウド環境における企業のコンプライアンスをサポートするセキュリティソリューションを提供する CloudLock(クラウドロック), Inc.と日本国内での販売代理店契約を締結したと発表した。あわせて同日より同社が開発、提供しているクラウド型セキュリティ監視ツール「CloudLock for Google Apps(以下、CloudLock)」の販売と、導入や運用に関する日本語サポートサービスの提供を開始する。

「CloudLock」は、Google Appsを利用する企業がオンプレミス環境と同様に、GoogleDrive、Google Sitesに保存されているデータを保護、監視、統制し、個人情報や企業内の機密情報などの情報漏洩のリスクを低減できるツール。Collaboration Security(コラボレーションセキュリティ)、Selective Encryption(セレクティブエンクリプション)、CloudLock for Google+(クラウドロック フォー グーグルプラス)、Apps Firewall(アップスファイアーウォール)といった4つの製品群で構成されている。

Collaboration Security

同サービスを利用することで、Google Drive、Google Sitesに保存されたデータの暗号化、社内外で共有されているデータの監視などが可能になるほか、あらかじめ設定したデータの共有設定に対し違反があった場合には違反者へ自動的にメールで通知をすることや、即座にデータの共有を解除すること、また、ユーザーが導入しようとするアプリケーションの監視や管理を簡単に行うことがオンプレミス環境と同じように可能となる。

同社は今後、日本市場向けの独自のサービスとして、導入や運用に関する日本語でのサポートサービスもあわせて提供していく。