グレープシティは1月15日、業務アプリケーション向けコンポーネント・スイート「ComponentOne Studio」シリーズの新バージョン「2014J v3」をリリースした。

同シリーズは「Studio for WinForms」「Studio for ASP.NET Wijmo」「Studio for WPF/Silverlight」「Studio for WinRT XAML」「Wijmoシリーズ」というエディションから構成される。

今回、新機能として、Microsoft Excelのピボットテーブルおよびピボットグラフに類似したオンライン分析処理コンポーネント「OLAP」が、Windowsフォーム/WPF/Silverlightアプリケーション開発用のエディションに追加された。

OLAPコンポーネントは、クロス集計(多次元データ分析)に最適化したデータグリッド。コントロールにデータバインドするだけで、Excelのようなピボットテーブルをアプリケーション上で簡単に作成できる。

OLAPコンポーネントによるアプリケーションの作成手順

作成されたアプリケーションでは、ドラッグ&ドロップのみで、膨大なデータの中から必要なデータビューを作成し、集計・分析が行えるほか、項目のグループ化や小計行の表示も可能。

OLAP アプリケーションは、横棒、縦棒、面、折れ線、散布図といった5種以上のチャートを自動的に生成する。

最新版では、OLAPコンポーネントの追加のほか、Universal WindowsApps開発用コンポーネントの提供を開始するなど、各エディションで新コンポーネントの追加や機能強化が行われている。

ComponentOne Studioは定額制のサブスクリプション方式で販売しており、初回費用はComponentOne Studio Enterpriseの1ユーザーライセンスが16万2000円、1年単位の更新費用は初回費用の40%に当たる6万4800円となっている(いずれも税込み)。