FFRIは1月14日、マルウェア自動解析ツール「FFR yarai analyzer Version1.4」の出荷を開始すると発表した。

「FFR yarai analyzer」使用イメージ

「FFR yarai analyzer」は、マルウェアと疑わしきファイルを任意の検査フォルダに置くだけで自動的に解析が実行され、解析結果レポートを出力。顧客はマルウェア解析のための専門知識を必要とせず、簡単・迅速にマルウェアの危険性や影響を把握できるため、外部ベンダーに依存しない自己完結型のインシデントレスポンス体制の強化ができる。

また、標的型攻撃対策製品として高い評価を受けている「FFR yarai」のプログレッシブ・ヒューリスティック技術を用いた検知エンジンを搭載し、未知マルウェアやゼロデイ脆弱性攻撃を高精度で検出する。

今回のバージョンアップでは解析エンジンのアップデートによってマルウェア検出力を強化したほか、バンキングマルウェア等の感染端末上でしか動作しないなど、高度な解析対策機能を持つマルウェアの解析にも対応。また、様々なシステムとの連携機能やレポート・管理機能の強化も行っている。