ユビキタスとミラクル・リナックスは1月14日、ミラクル・リナックスがTizen 3.0ベースで開発した組み込みシステム向けLinux OS-Embedded MIRACLEと、ユビキタスの組み込みシステムの高速起動ソリューション「QuickBoot」を統合した組み込みLinux統合ソリューションのプロトタイプを開発したと発表した。

同プロトタイプでは、ユビキタスの高速起動技術とミラクル・リナックスの組み込みLinuxの実績を生かし、Automotive Grade Linux(AGL)がリファレンスとして採用している車載情報機器向けプラットフォームTizen IVI 3.0をベースとしたシステムの高速起動を実現した。その結果、通常で数十秒かかる電源断からの起動を、わずか数秒に短縮している。

今後も、両社は共同開発により、次世代IVI、ディスプレイオーディオ、統合クラスターパネルなど、ますます高度化していく車載機器のニーズに応える高品質なソフトウェアソリューションをワンストップで提供し、車載機器開発の加速、付加価値の向上を支援していくとしている。