角川アスキー総合研究所は1月14日、東海4県(愛知、静岡、岐阜、三重県)70カ所で携帯電話キャリア3社のiPhone/Androidの通信速度を測定した「スマートフォン通信速度調査(東海4県)」の結果を発表した。
今回、スマートフォンの主要ユーザーである20代を想定して、首都圏に次いで若年層の比率が高い東海4県で、今冬に若者が多く出かけることが予想される場所を中心に調査が行われた。
全70カ所の総合的な平均ダウンロード速度は、NTTドコモが46.28Mbpsでトップとなった。機種別でも、iPhone 6に限定した平均ダウンロード速度は46.20Mbps、Xperia Z3に絞った場合も46.36Mbpsと、NTTドコモが2位以下を10Mbps前後上回った。
平均アップロード速度も同様に、総合的なアップロード速度は18.74Mbps、iPhone 6で17.88Mbps、Xperia Z3では19.59Mbpsと、NTTドコモが最も速いという結果になった。
県別でもNTTドコモが最速だが、静岡・岐阜・三重の3県ではドコモの平均ダウンロード速度が他キャリアを上回っているのに対し、愛知県ではソフトバンクモバイル、auも健闘しているという。
また、今回調査を行った70カ所のスポットのうち、NTTドコモの端末のダウンロード速度が最速となった地点数は38カ所で半数以上と最多だった。さらに、平均アップロード速度では、70カ所中50カ所でNTTドコモが最速と、他キャリアを大きく引き離したという。
県別でも、静岡・岐阜・三重の3県ではドコモが過半数の地点で最速となったが、愛知県では、ソフトバンクモバイルが11カ所の地点で最速となった。