大日本印刷(DNP)とKiiは、スマートフォン用などのモバイルアプリケーションの開発・運用に求められる汎用的なバックエンドシステムの機能をAPIで提供するBaaS型のクラウドサービス「Device Backend by Kii」の提供を、2月1日に開始すると発表した。サービスは、DNP柏データセンターで運用する。
「Device Backend by Kii」の機能としては、会員管理、プッシュ通知、データ管理、位置情報、Things(モノ)管理がある。
会員管理では、ユーザー登録(サインアップ)、ログイン/ログアウト、グループ管理、SNS(Twitter、Facebook)認証、SMS(ショートメッセージ)による電話番号認証、メールアドレス認証などの各種会員管理と認証を提供。
プッシュ通知では、運用者から会員へのメッセージ、アップデートやお買い得情報などのメッセージ、ユーザー間同士の交流などを、管理用のポータル画面での簡単な設定によって配信する。
データ管理では、各種フォーマットのデータの保存・整理・共有・同期・検索、画像や動画などのファイルのアップロード/ダウンロード、ファイル公開の制限設定。
位置情報では、スマートフォンの位置情報に基づくデータの取得や検索を行い、その場所に最適な情報の配信など、位置情報と連動したさまざまな機能の提供を可能にする。
そして、Things(モノ)管理では、スマートフォンだけでなく、アプリを搭載してインターネットに接続したIoT用の"モノ"(ウェアラブルデバイスなど)からも、上記機能を利用できる。
価格は初期導入費用が5万円、月額利用料が10万円(いずれも税別)となっている。