相馬光学は1月7日、太陽分光放射計「S-2440 model II(ひだまりmini)」を発表した。1月より発売する。
同製品は、独自の測定方式であるイベントトリガ測定モードの搭載により、従来は不可能だったフラッシュタイプのソーラシミュレータの発光スペクトルの評価が可能となった。同測定モードは、光が発光してから減衰するまでを時間の経過とともに測定が可能なことと、トリガがかかった以前のデータも取得が可能なことの2つが特徴となっている。従来の装置では、発光した瞬間から後のデータしか取得ができなかったり、その瞬間のデータしか測定することができず、測定結果にバラつきが生じるという問題があった。同測定モードを活用することによって、それらの問題を払拭することができるという。
また、感度の高い検知器、高性能の分光器、低雑音の新設計処理回路、初心者でも使い易いソフトウェアの組み合わせにより、デイリーでの管理が要求される現場で、広い波長範囲において、精度の高い測定を容易に行うことができるとしている。