JR西日本は12月25日、新幹線の全乗務員にiPadを導入すると発表した。
最新のIT技術を活用することで、新幹線及び沿線在来線の最新の運行情報等をリアルタイムに取得し、顧客への迅速な情報提供を行うという。また、今後増加が予想される外国の顧客への簡易案内翻訳ツール等の活用により、案内サービスの向上につなげる。
通信機能やカメラなどを活用することで異常個所の画像等を関係者間で共有でき、原因特定が迅速化しダウンタイムを縮小する。さらに、マニュアル・規程類の携帯品の電子化により軽量化(運転士は約3kgから800g、車掌は約2kgから700g)と差換え作業の迅速化、ペーパーレス化を図る。
新幹線乗務員が携帯するiPadの種類及び導入台数は、運転士がiPad Air、車掌及び客室乗務員がiPad miniで、導入台数は約1200台。山陽新幹線では2015年1月13日から、北陸新幹線では2015年3月14日から導入する予定だ。
同社は、今後も「新幹線のポテンシャルを高める」取り組みを推進していく。