安川電機は12月24日、可搬質量400kgのハンドリングロボット「MOTOMAN-MH400 II」を発表した。
同製品は、大型ワークの搬送において重要となる手首軸の耐荷重を大幅に強化しており、これまで同クラスのロボットでカバーできなかった大型部品・材料のハンドリングが可能になった。具体的には、従来機種より可搬質量を50kg増加させた。これにより、搬送するワークや装着するツール、センサの選択の幅が広がるという。また、ハンドリング用途で重要となる手首軸の許容モーメントを従来機種に比べ150%以上、許容慣性モーメント(イナーシャ)を200%以上強化した。これにより、自動車のサイドパネルやその治具など、把持部分から重心までの距離が長いワークに対しても高い搬送能力を発揮する。さらに、3m級の長いリーチを備えており、サイズの大きなワークにおいても回転・上下方向など自由度の高い搬送が可能となっている。