ミラクル・リナックスは12月24日、システム監視やインシデント管理、ログ管理など、様々な運用管理ツールを統合するオープンソースの運用統合ソフト「Hatohol」を体験できるVMware用の仮想マシンイメージを開発し、同日よりMIRACLE Labsにて無償公開を開始すると発表した。

今回公開する仮想マシンイメージでは、複数のZabbixおよびNagiosサーバを活用している環境において、監視サーバの一括監視による利便性を体験することが可能。

仮想マシンイメージとしてHatoholをセットアップ済みの状態で提供するため、仮想環境にインポートしてすぐに利用することができる。

同仮想マシンイメージでは次の機能を提供する。

●複数のZabbix/Nagiosサーバを統合してイベントを管理
- 複数のZabbix/Nagiosで取得した情報を統合管理

●Redmineと連携してアラームをインシデント管理
- イベントから自動的にチケット起票 - チケット進捗情報をイベント画面にマージして一覧表示

なお、「Hatohol」は今後、OpenStackのハイパーバイザーが管理している仮想マシンのリソース情報の収集機能と、システム上に散在するログの管理機能をHatoholに追加する予定となっている。