企業向けSNSを提供するビートコミュニケーションは12月17日、「ビジネス環境と我々の働き方の変化」に関する慶應義塾大学 総合政策学部教授 竹中 平蔵氏のインタビューを公開した。

竹中 平蔵氏は著書の中で「これから世界はフラットな世界とスパイキーな世界に分かれていく」と語っており、今回のインタビューではこの発言を中心に、これからのビジネス環境がどのように変化し、働き方もそれに連れてどのように変わるかについて尋ねている。

同氏によると、モバイル通信やクラウド技術を始めとするデジタル技術の革新によって「課長・部長などの管理職が不要になり始めている」という。これは、デジタル技術の活用で「一部の意思決定者と作業担当者がいれば事足りる」ことによるもので、働き方が大きく変わり、職場へ行くことなく仕事ができるようになっていくとのことだ。

これは、時間による労働管理の終焉に繋がり、「成果で労働を計る必要が出てくる」と竹中氏。テクノロジーの変化だけではなく、それに伴う価値観の変化が働き方をも変えて行く未来がやって来る。ビートコミュニケーションによると、2025年頃にはホワイトカラーに就く社会人の1/3がオンラインワーカーになるといい、個人の置かれている状況や価値観に合わせて働き方が選べる時代になる可能性がある。

そうした時代の変化に合わせるには、様々な働き方をサポートするコミュニケーションのプラットフォームとして、社内SNSが効果的のようだ。