情報処理推進機構(IPA)は12月18日、年末年始の長期休暇中およびその前後における情報セキュリティに関する注意喚起を発表した。

この注意喚起はパソコン、スマートフォン、タブレット等の利用により休暇中や休暇明けに、企業など組織内でのトラブルや顧客へのウイルス感染、情報漏えい、および家庭でのトラブルに遭わないようにするためにIPAが毎年行っているもの。

万が一トラブルが発生した場合に被害が拡大しないよう、「1.システム管理者」「2.企業など組織の一般利用者」「3.家庭での利用者」「4.スマートフォン、タブレットの利用者」を対象にした情報セキュリティ対策で構成している。

システム管理者向け対策では、「緊急対応体制、盗難・紛失時の連絡体制」「最新バージョンの利用」「修正プログラムの適用」「定義ファイルの更新」「情報持出しルールの徹底」「アクセス権限の再確認」「情報取扱いルールの徹底」「パスワード管理の徹底」「サイバー攻撃対策の点検」などを案内。

企業など組織内の一般利用者が行う対策では、「インターネットバンキング利用時の注意」「修正プログラムの適用」「定義ファイルの更新」「利用前のウイルスチェック」「メールの取り扱いの徹底」を注意喚起している。

また、家庭でパソコンを使用する方の対策では、「インターネットバンキング利用時の注意」「最新バージョンの利用や修正プログラムの適用」「USBメモリ等の取り扱いの徹底」「必要データのバックアップの推奨」「SNS利用上の注意」「ウェブサイト利用時の注意」「パスワード管理の徹底」など初歩的な注意も行っている。

最後のスマートフォン、タブレット利用者に対する対策では、「スマートフォン、タブレット使用時の注意」「スマートフォン、タブレット使用ルールの徹底」「セキュリティアプリの導入」の注意点についてまとめている。

これらの詳細な対策はIPA Webサイトで公開されている。