サイバネットシステムは12月18日、米SpaceClaimの「ANSYS SpaeClaimシリーズ」の最新バージョン「ANSYS SpaceClaim 2015」の国内出荷を同日より開始すると発表した。
同製品シリーズは、3次元形状を素早く簡単にモデリングできる3次元ダイレクトモデラー。拘束や履歴にとらわれないため、従来のCADに不慣れな利用者でも構想設計段階から活用でき、解析用のモデル準備や、生産現場で発生する設計データの変更にも対応できる。
最新バージョンでは、3Dプリンタ用の出力データ、STLデータの編集機能が強化された。既存機能の強化に加え、ファセットを修正するための新たな機能が追加され、ファセットに対しても標準機能が一部使用できるようになったため、3Dプリンタ用のデータを直接編集できるようになった。
また、解析準備、シミュレーション、ユーザービリティ全般、パフォーマンスおよびダイレクト編集など、シンプルかつ素早い操作はそのままに、ユーザーからの要望に応えた機能拡張も図られている。
なお、価格はすべての機能を搭載したノードロック版が54万円(1年間の技術サポートおよび年間保守料を含む)となっており、フローティング版、および各種オプション製品については問い合わせが必要となる。