SAS Institute Japanは12月16日、データ統合からデータ品質までを総合的にカバーする製品群「SAS Data Management」ファミリーを国内で発売開始した。
同製品は、管理拠点を通じて一元的にデータの作業を行うことで、既存のリソースをより有効に活用し、生産性を高めることを可能にするほか、必要なデータを容易かつ速やかに利用できる環境を全社規模で実現する。
具体的には、ドラッグ&ドロップ機能、ソースシステムへのアクセス、カスタマイズ可能なメタデータ・ツリー機能を兼ね備えた直感的なロールベースのインタフェースによりデータ管理プロセスを総合的にカバーする。
また、ELT機能を提供する先進のSQL変換ツールにより、高い柔軟性を提供し、データベース構造、エンタープライズ・アプリケーション、メインフレームのレガシー・ファイル、テキスト、XML、メッセージ・キュー、その他のリソース間のデータの移行と同期が可能。
そのほか、ジョブ・ステータス・レポート、パフォーマンス・レポート、トレンド情報によるメトリクスをトラッキングしたり、データ管理の情報であるメタデータを企業全体で管理したりすることが可能。
同製品は、AdvancedとStandardの2種類のエディションが提供され、Advancedではデータガバナンス機能が強化されている。
同社は、顧客の業務データを分析し、データ品質改善活動の計画を策定するための「SAS Data Quality アセスメントサービス」により、同製品を導入する前に、データ品質の問題を特定して、データ品質改善のための現状分析、課題定義を実施する。