2015年に登場と期待されているMicrosoftの次期OS「Windows 10」。Microsoftは9月末に公開されたプレビュー版(Technical Preview)を10月に更新しており、インストールして使ってみた方もいるだろう。新機能に関する情報はあちこちで入手できるが、MakeTechEasierが"隠れた"機能を「Windows 10の隠れた機能10種(原題:Windows 10 Hidden Features: Nay or Yay?)」という記事で紹介している。
Windows 10と言えば、スタートメニューの復活に喜びの声が上がっているが、それだけではない。以下、同誌が紹介する「隠れた新機能」を見てみよう。
- (1)Windowsタスクバーは拡大・縮小、移動が可能に 大々的に披露したスタートメニューはリサイズ(拡大や縮小)が可能だが、リサイズできるのはスタートメニューだけではない。タスクバーでもサイズの拡大と縮小が可能だ。さらには、移動もできる。タスクバー上にマウスを重ね、右や左にドラッグすると幅を調整できる。
(2)通知タブがわかりやすく Windows 10では通知タブも新しくなった。通知タブは画面右上に表示され、ソフトウェアのアップデートを知らせてくれたり、重要なタスクの実行を促してくれる。
(3)Cortanaファイル Bingベースの音声アシスタント「Cortana」は「Windows Phone 8.1」の目玉機能として発表された。この機能がWindows 10にも導入されると噂されているが、技術プレビューでは正式に提供されていない。だが、「Cortana」で検索すると「cortana」を含む名称のDLLファイルが多数表示される。このような形で技術プレビュー版に含まれているということは、やはりWindows 10で導入されるのか? 意図的なネタバレなのか? 真相はいかに。
(4)コマンドプロンプトオプションが拡充 コマンドプロンプトはWindows 10でキーボードとの親和性を強化し、「Ctrl」+「V」、「Ctrl」+「C」によるコピー&ペーストが可能になった。それだけではない。タイトルバーを右クリックすると、カーソルのサイズ、フォント、レイアウトなどをカスタマイズできる「プロパティ」オプションにアクセスできる。
(5)ゴミ箱がタスクバーとスタートメニューでピン止め可能に ゴミ箱をスタートメニューにピン止めするには、アイコンをドラッグすればよい。タスクバーの場合は、デスクトップからドラッグはできず、スタートメニューからとなる。これがバグなのかはわからないが、ゴミ箱がピン止め可能という点は便利に違いない。
(6)ファイルエクスプローラーのホームビュー ファイルエクスプローラーでフォルダやサブフォルダをブラウズ時にデフォルトで表示されるのが”ホーム”ビュー。お気に入り、よくアクセスするファイル、最近使ったファイルを示すものだ。
(7)フィードバックへのアクセス Windows 10技術プレビューにフィードバックを寄せたいなら、「Windows Feedback」というアプリを使って、適確な担当部門に意見を送ることができる。
Microsoftは2015年1月後半にWindows 10に関するイベントを開く予定で、ここでさらに新しい情報が出てくることに期待したい。