ニプロは12月11日より、糖尿病分野で診断や治療薬のモニタリングに用いられるHbA1cの測定器「Quo-Lab」の販売を開始したと発表した。
HbA1cは赤血球に含まれるヘモグロビンが、血中のブドウ糖と結合したものの一部で、測定することで過去1~2カ月間の血糖の平均的な状態を知ることができるといわれている。
「Quo-Lab」は、病院だけでなく薬局内に設置された検体測定室での利用を想定した小型HbA1c測定器。検体量4μL、測定時間約4分で院内検査室の自動分析装置と同等の精度を実現する。また、測定過程で検体漏れが生じない感染防止仕様の試薬カートリッジを採用するなど、医療従事者の安全にも配慮している。
参考価格は「Quo-Lab(本体・バーコードスキャナ)」が24万円(税別)で、プリンタが4万7千円(税別)となっている。