富士通は12月15日、燃料電池自動車に水素を供給する水素ステーションの位置や稼働情報などをリアルタイムに把握することができる「水素ステーション情報管理サービス」を自動車会社に向けて提供し、同日より運用開始すると発表した。

同サービスは、位置情報を活用したクラウドサービス「FUJITSU Intelligent Society Solution SPATIOWL」を基盤とした、水素ステーション情報を統合的に管理するシステム。

水素ステーション情報管理サービスのシステム概要

事業者登録された水素供給事業者の協力の下、収集された固定式・移動式水素ステーションの位置や稼働状況などの情報を、燃料電池自動車の利用者のカーナビゲーションやスマートフォンなどの端末にて活用できる情報として提供する。

同社は、トヨタ自動車の燃料電池自動車「MIRAI」の発売に合わせ、同サービスの運用を開始する。

トヨタ自動車は、MIRAI向けのI「T-Connect DCMパッケージ」で提供されるナビ専用アプリApps「水素ステーションリスト」と、スマホアプリ「Pocket MIRAI」上で、水素ステーション情報を提供する。

ナビ専用アプリApps「水素ステーションリスト」の画面

スマホアプリ「Pocket MIRAI」の画面