博報堂は12月10日、同社の雑誌「広告」のリニューアルを発表した。
「広告」は、1948年に広告文化の創造と発展を目的として発行された季刊誌。12月時点で通巻396号が発行され、編集製作は博報堂の社員が中心となって行う。
2012年8月号~2014年10月号まで、「恋する芸術と科学」をテーマにさまざまな特集に取り組んできたが、2014年をもって同テーマを一旦終了とする。2015年は、新編集長に同社コピーライターの尾形真理子氏を迎え、「なぜか愛せる人々」を通年テーマに置き新しい体制で再スタートをきる。
今後は、毎号、多様な価値観をもつ人々にフォーカスをあて、「人間」を丁寧に見つめていくことで社会の兆しを切り取っていくことを目指すという。
尾形氏は、「リニューアル号の特集は『水色の自己主張』。声高に自分の考えを主張するのが『赤』だとしたら、誰かのためにできることを自分なりに続けて、いつの間にか周りの人たちをやわらかく導いていくような主張は『水色』かも。そんなイメージを抱きつつ、多様な『自己主張』と『水色』と結び付けて考えてみた特集を期待ください」と意気込みを語る。