NTTは12月10日、12月9日(米国時間)に非営利法人としての設立を正式に発表したオープンソースのPaaSソフトウェア「Cloud Foundry」の開発を進める「Cloud Foundry Foundation」にゴールドメンバとして加盟すると発表した。

最近、Cloud Foundryのオープンソース・コミュニティには多くの企業が参画を表明し、より効率的に開発を促進できる体制が求められていることから、さらなるコミュニティの活性化、オープンガバナンスの推進、スピード感ある開発のために、「Cloud Foundry Foundation」が設立されたという。

同社の研究所では、2011年からCloud Foundryに着目して、オープンソース開発に参加しており、2012年2月には「日本Cloud Foundryグループ」を設立。また、グループ会社のNTTコミュニケーションズでは2013年3月より、Cloud Foundryを採用したパブリッククラウドサービス「Bizホスティング Cloudn PaaS」を提供している。

今後、同社はこれまで活用されてこなかったデータを利用したアプリ開発、不透明なビジネス環境でのアプリ開発など、もともとクラウドサービスと親和性の高いアプリをより迅速に開発でき、より低コストでの運用を実現することで、効率的なアプリの開発と運用を促進する。

さらに、クラウド技術とクラウドサービスの利用普及後を見据え、複数のクラウド間をまたがる連携技術の開発などによりオンプレミス・クラウドを融合し、クラウドの利用シーンを増やしていくことでビジネスマーケットの拡大を目指していく。

「Cloud Foundry Foundation」のプラチナ&ゴールドメンバ