SCSKは12月10日、NECのグリッド・ストレージ技術をベースとした重複排除ストレージ「iStorage HSシリーズ」と米Opticaが開発した仮想テープ装置コントローラー「zVT」を組み合わせた「HSVT3」をメインフレーム向け仮想テープ装置として販売すると発表した。

同製品は、テープ装置使用時の運用を変えることなく、より高速にデータを処理できるという、ディスクストレージのメリットを享受できる。また、データのバックアップやアーカイブの用途において、データ圧縮・重複排除機能により、ディスク容量の効率化を図ることが可能で、テープライブラリ並みの低コストを実現する。

さらに、機器障害が発生した際も暗号化したデータを遠隔地のバックアップセンターへ転送し、データの消失を防ぐほか、レプリケーション機能により、安全かつ高速な災害対策を実現する。

なお、同製品はメインフレーム環境に加え、オープンシステム環境のデータバックアップにも利用できるため、プライベートクラウド基盤における、統合バックアップストレージとしても適用が可能。