キヤノンシステムアンドサポート(キヤノンS&S)は、中小企業を対象に、Office 365環境でのセキュリティに特化したMDM(Mobile Device Management:モバイル端末管理)サービス「いつでもリモートオフィス モバイルセキュリティパック」の販売を、12月10日から開始すると発表した。

キヤノンS&Sではこれまでも、Office 365のサポート体制として、マイクロソフト認定資格を取得した約60名による構築や、Office 365の教育を受けたスタッフによる導入支援サービスを行ってきた。今回はそれに加え、Office365環境でのモバイルデバイス運用に必要なセキュリティ対策の説明・ヒアリングからMDM管理サイトの立ち上げ、デバイスの設定まで、サービスを提供する。

サービス概要

このサービスでは、モバイルデバイスの紛失時の全データ消去はもとより企業情報のみを指定してのデータ消去や、管理外デバイスからのメールアクセスの禁止、アプリケーション間でのデータ移動制御も可能が可能。

セキュリティの基本項目

また、300以上のMDMの設定項目の中からOffice 365に必要な項目を予め選定してあり、利用者は11項目の設定内容を決めるだけでセキュリティポリシーを策定することができる。

MDMの設定画面

Office 365環境に特化した対策としては、会社領域と個人領域の分離、企業情報ワイプの設定、Eメールポリシー、管理外デバイスからのアクセス禁止がある。

料金は。初期費用が1デバイスあたり2万5,000円、利用料が1デバイスあたり年5,400円。新規時の構築設定費用が18万円(いずれも税別)。

サービス価格