CoorsTekは12月9日、カーライル・グループとユニゾン・キャピタル・グループとの間で、コバレントマテリアルの株式の譲渡を受けることに合意したと発表した。

カーライル・グループとユニゾン・キャピタル・グループは、12月26日に保有するコバレントの全普通株式の95.2%をCoorsTekへ譲渡する予定。さらに、両者はコバレントの他の株主にも、株式をCoorsTekに譲渡するよう求めている。株式譲渡後、CoorsTekはコバレントの親会社となる。そして、コバレントの社債は2015年2月18日までに償還される予定という。今回の統合により、年間売上12.5億ドル(約1500億円)のエンジニアリングセラミックを提供する企業グループが誕生するとしている。

CoorsTekとコバレントは、さまざまな素材分野で他社にはない高い競争力を有している。CoorsTekはコバレントがグループに加わることで、300種以上の素材を有することになるのに加え、北米、欧州、そしてアジアにおける最先端の研究開発基盤を駆使して、エンジニアリングセラミック業界における優位性を一層強固なものにできるとしている。