ジュニパーネットワークス(JNPR)とVMwareは12月9日、アジア太平洋地域で企業によるプライベート・クラウド・ソリューションの導入を共同で促進するための戦略を発表した。
今回の発表は、2013年に両社が発表したグローバルなテクノロジーにおける提携関係を拡大するもの。
これにより、両社はアジア太平洋地域における共同のマーケティングと販売活動を行うと共に、ネットワーク仮想化プラットフォームであるVMware NSXとジュニパーネットワークスの仮想データセンター・ネットワーキング向けアーキテクチャ「MetaFabric」との容易な統合をサポートするための相互運用可能な製品を提供する。主に、以下が含まれる。
Layer2ゲートウェイ・サービスは、ジュニパーネットワークスの3Dユニバーサル・エッジルーター「MXシリーズ」で認証済みのVMware NSX向けに仮想環境と物理環境間のシームレスなブリッジングを実現。
ジュニパーネットワークスのプラットフォーム「EX9200」および「MXシリーズ」での完全なVXLANルーティングにより、複数のデータセンター全体での仮想ネットワークをシームレスに拡張する。
カスタム・シリコンの使用に加え、「EX9200」および「MX シリーズ」にL3機能をネイティブで搭載するため、ワイヤスピードでのL3 LANおよびWAN接続に対応し、事実上はVXLANが従来のVLANを完全に代替できる。
ジュニパーネットワークスの管理ツール「Junos Space Network Director」のレイヤとVMware vCenterの組み合わせにより、vCenterサーバ、ホスト、仮想マシン(VM)、仮想スイッチなどの仮想ネットワークの検出、管理、監視が可能になる。
また、仮想ネットワークから物理ネットワークに至る詳細な接続データを提供するため、仮想ネットワークおよび物理ネットワーク全体における一貫性と可視性を確保する。
さらに、相互互換性のあるVMware NSXと「MetaFabric」ソリューションの検証と分析を目的とした顧客向けのプルーフ・オブ・コンセプト(POC)ラボ、及び、アジア太平洋地域全体における共同マーケティングおよび販売プログラムには、最新のvForumsと共同でのテクニカル・セールス・トレーニングが含まれる。