Synopsysは12月9日、配置配線ソリューション「IC Compiler II」の最新バージョン2014.12を発表した。
「IC Compiler II」は、最先端ならびに一般的なプロセスノードを用いた先進のデザインで使われている「IC Compiler」の後継ツールで、インプリメンテーションの常識を覆すソリューションである。6月より実製品向けチップ開発に採用され始め、現在では主要な半導体メーカー各社により、さまざまなプロセスノードでのテープアウトに使用されている。
そして、今回の最新バージョンには、マルチオブジェクティブクロック/データの同時最適化、ローパワーへの最適化、10nmプロセスのサポートといった機能が新たに搭載されている。同バージョンの一般提供開始により、フィジカル設計を行う企業は、生産性を10倍向上できるようになるとしている。