StatCounter Global Stats

StatCounterは12月4日(米国時間)、「Three times more Yahoo search usage on Firefox 34 in the US|StatCounter Global Stats」において、Firefoxからの検索エンジン使用率に変化が観測されたと伝えた。Firefox 33と比較して、Firefox 34で使われるYahoo!検索エンジンの割合が3倍に増えたとしている。対象は米国に限定されているが、シェアとして大きな変化が出たことになる。逆にGoogleの使用率は低下している。

Mozillaは先日、米国をはじめ特定の地域において、Firefox 34のデフォルト検索エンジンを変更すると発表。米国では2014年12月からデフォルトの検索エンジンがGoogleからYahoo!に切り替わるとしていた。12月に観測されたデータによれば、米国におけるFirefox 34からのGoogleの使用率は63.46%、Yahoo!の使用率は29.40%となった。Firefox 33ではそれぞれ82.14%、9.64%という値だったことを加味すると、Yahoo!が大きく成長したことになる。

こうしたシェアの大きな変更は、今後のMozillaの事業戦略において大きな影響を与える可能性がある。デフォルト検索エンジンの変更が利用率に大きな変化をもたらすとすれば、Firefoxのデフォルト検索エンジンとして契約することに高い価値が生まれることになる。今後、先に挙げた以外の国や地域においても、Google以外の検索エンジンがデフォルトで採用されるといった動きが増える可能性があるだろう。