NECは12月5日、企業間・部門間情報共有プラットフォーム「PROCENTER/C」の新バージョンを発表した。スマートデバイスに参照したデータを残さないビューワ「スマートデバイスクライアントオプション(Android版)」を追加し、セキュリティ機能を強化している。

「PROCENTER/C V2.3」の特長

「PROCENTER/C」は、ビジネス現場で飛び交うドキュメントやデータをフォーマットに関わらず一元管理し、バージョン管理・授受管理に加え、細かなアクセス権設定により安全・確実な環境で、取引先・関連企業・工場など企業や部門を越えた情報共有を実現し、生産性を向上させる。

新バージョンでは、データ参照終了時、アプリケーションのバックグラウンド移行時やスリープ状態から一定時間経過後に、タブレット端末などのスマートデバイスから参照データを自動削除することが可能になる。

これにより、万が一スマートデバイスが紛失や盗難にあっても、参照したデータは自動削除されているため情報漏えいのリスクを低減できる。

「スマートデバイスクライアントオプション(Android版)」の特長

また、操作画面は日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)に対応し、グローバル環境での利用が可能。さらに、承認ワークフロー完了後の情報公開日を指定することで、通達などを適切な時期に公開する「公開日指定承認」や、企業内の認証システムと連携する「ADユーザ・グループ同期機能」など、業務をより円滑にする機能も強化した。