サーブコープジャパンは12月4日、40代・50代の管理職400人を対象に実施した、「押さえておきたい日本のビジネスマナーのポイント」に関する調査の結果を発表した。
同調査では、オフィス、宴会、勤務態度の点から、ビジネスマナーについて聞いている。
オフィスにおける訪問時や会議におけるマナーについて聞いたところ、すべての項目において、過半数は「気にしない」と回答した。最も気にする人が多かった項目は「渡した名刺をすぐにしまわれた」だが、それでも「気にする」という回答は4割弱だった。これに対し、最も気にする人が少なかった項目は「ノック」に関するマナーで、「気にする」人は1割強だった。
社内の宴会については、すべての項目で「気にする」と回答した人は30%以下となった。「外での飲み会を仕事の一環として引きずる方がおかしい」といった内容のコメントも多数あり、仕事とは違って全体的にマナーを気にしない傾向にあるという。
しかし、「グラスがあいているのに飲み物を注がない」(45歳/男性)などの意見は多かったとのことで、飲み物について周囲に気遣いをすることは当然のマナーとなっているようだと指摘されている。
また、勤務態度については、「定時に帰宅する」「上司より先に帰る」ことを気にする上司は少ない傾向が明らかになった。「部下が定時に帰宅する」ことを気にする上司は22.5%、「自分よりも先に帰宅する」ことを気にする上司は10.5%となり、全体の9割程度は「仕事ができていれば早く帰っても問題ない」と回答した。
一方、「営業・外回りから戻ってくるのが遅い」ことを気にする上司は34.3%と高めの結果が出た。「報告がないので、外回りで何をしているのかわからない時がある」(49歳/男性)といったコメントも見られ。遅れること自体より、報告・連絡をしっかりすることが求められていると、同社は分析している。