Texas Instruments(TI)は12月2日、DC結合アプリケーションに高いAC性能を提供し、システム性能を向上する2つの完全差動アンプ(FDA)「LMH3401」と「LMH5401」を発表した。
LMH3401はゲインが16dBで、類似FDA製品と比較して、性能の向上と同時に、サイズと消費電力の各30%低減を可能にするほか、16dBゲイン時に7GHzの-3dB帯域幅、18,000V/μsのスルーレート、500MHz時に-77dBcの高調波歪み特性を提供する。
一方のLMH5401は、6dB以上のゲインに設定可能で、12dBゲイン時に6.2GHzの-3dB帯域幅を提供するほか、17,500V/μsのスルーレート、200MHzで-90dBcの高調波歪み特性と-90dBcのIMD3特性などの性能を提供するという。
なお、2製品ともに2.5mm角の14ピンQFNパッケージで供給され、1000個受注時の単価(参考価格)は、LMH3401が8.95ドル、LMH5401が7.95ドルとなっている。また、2製品の評価モジュールも、それぞれ単価(参考価格)149ドルで供給だという。