クオリティソフトは11月28日、Windowsタブレットなどのモバイル端末管理機能を強化した脆弱性検出型クライアント管理クラウド「ISM CloudOne Ver.4.9i」を公開した。

ISM CloudOneは、導入企業全体のポリシー設定が容易で、簡単な操作でセキュリティ対策ができるクラウドシステム。リモートコントロール機能やソフトウェア配布、起動制御機能などを提供している。ネットワーク環境を選ばないマルチデバイス、マルチネットワーク対応で、導入社数は3万5000社を超えるという。

Ver.4.9iでは、「Windows MDM」と「インターネットリモコン」「アプリケーションポータル」という3つの新機能を提供。

Windows MDMでは、従来型PCの管理方法だけではなく、スマートデバイス同様のリモートロック・ワイプ機能を搭載。端末を紛失した場合でも、管理者がリモートからアカウントのロックや重要情報の削除、HDD暗号化機能「bitlocker」のパスワード変更が可能となる。

続くインターネットリモコン機能では、障害や問い合わせが管理者にあった場合、エンドユーザーのPC画面操作を管理者側で操作する機能を強化。これまでは社内端末に操作が限定されていたが、ネット経由での操作も可能となった。

最後のアプリケーションポータル機能では、企業がインストールを許可するアプリを1つのポータルにまとめられる。AndroidとiOS向けが用意されており、エンドユーザーがセルフサービスでアプリをインストールできるようになる。