三井情報(MKI)は11月26日、観光名所や店舗等で人の動きをWi-Fiベースの位置情報から分析し、活用するWi-Fiロケーションサービスのデモサイトを東中野ATC(Advanced Technology Center)に構築したと発表した。

デモサイトは、Cisco製のWi-Fi環境やFacebookによるWi-Fi認証、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のクラウドを活用したMKI自社開発のロケーションデータベースサーバーやコンテンツサーバーなどで構成されている。

「観光×IT」の分野において、観光客によるWi-Fi利用時の位置情報を活用し、様々なコンテンツをスマートデバイスに配信するWi-Fiロケーションサービスの検証をサポートする。

デモサイトにより、Wi-Fiベースの位置情報を使い、観光名所や店舗等における顧客の行動を事前同意のもとデータ化する仕組みや、その分析手法を検討することができ、顧客をより多く呼び込むための施策を作ることが可能となる。

Wi-FiとFacebookを組み合わせて、Wi-Fiサービスをマーケティングツールとして活用することで、提供企業のコストとなりがちな無料で来訪者に提供しているWi-Fiサービスのプロフィット化を目指す。

また、Wi-Fiインフラを活用してビジネス展開を検討している企業に対して、その企業で保有する関連製品・サービスと合わせて検証する場として提供。ビジネスパートナーと共にデモサイトを応用・活用し、更に付加価値の高いWi-Fiサービスへと進化させていくとしている。