毎日会社に行って仕事をするという当たり前の日常は、知らず知らずのうちに誤った方向へと進んでいるかもしれない。例えば、あなたが急にいなくなった会社を想像してみよう。何事もなく業務が進んでいるのならあなたは代替可能ということになる。

仕事の姿勢についてForbesが「14 Fatal Mistakes You're Making At Work Today(原題:職場で致命的な14のミス)」として、ポイントを挙げている。いま一度、自分自身の働く姿勢をチェックしたい。

会社の目標を理解していない

大きな組織のたくさんある部門の中の1つで働いている場合、10人のスタートアップで働いている場合でも、どちらも自分が勤める会社全体の目標を理解しておく必要がある。

それにより、同じタスクでもアプローチが変わってくるだろう。逆に言うと、企業の目標を理解していないと指示を待つだけの残念なスタッフとなってしまう。

代替可能な人間になるな

あなたが急にいなくなった状態を想像してみてほしい。会社の業務から見て、「進まない」「困る」といったことはあるだろうか?

もしないのであれば、あなたは代替可能な存在ということ。自分の役割に最善を尽くして、なくてはならない存在を目指そう。

職場に友達はいますか?

職場で良い友達がいると職場が楽しくなり、前向きになる。親友と呼べる人間がいる場合、仕事へのエンゲージが7倍も上がるという調査もある。

職場は一日の大半を過ごす場所、良い人間関係は必須といえそうだ。

休憩をとる

企業にとって、何もせずに座っているだけの社員は大きな負債となる。仕事に追われて一人で燃え尽きてしまう前に、適度な休憩や休息を取ることを心がけよう。

適度な目標を定める

自分が想像していないことを成し遂げるということは、そうそう出来るものではない。

自分の人生を振り返ってみればわかるだろうが、「やってみよう」「目標に到達したい」と思うことが最初の一歩だったはずだ。

出来ないことを考えるよりも、「出来る」と信じて目標を作ろう。そしてさらなる高みへと目標を上げていこう。

顧客の名前を忘れない

顧客を大事にしていれば、名前を忘れることはない。

名前を覚えることそのものが目標ではないが、顧客を大事にするというスタートポイントにはなる。

トップのように振る舞う

たとえ肩書きがないヒラ社員であっても、自分をリーダーと仮定してみよう。

そうすれば、もっと緊張感をもって真剣に業務に取り組めるはずだ。

自分の成績を気にする

批判されたり、自分の業績について何も言われないからといって安心・安泰すべきではない。

四半期ごとの上司面接を待つのではなく、自分の成績を自分なりに評価するようにしよう。

もし自社に個人成績に関する面談制度がないのであれば、提案してみるのも一つの手と言えるだろう。

周囲との関係

勤続年数や社内政治をではなく、その人の能力が純粋に評価される環境が望ましい。

だが残念ながら人間は社会的な動物。能力や業績を誇示するのではなく、社内の関係もとても重要だ。嫌われるよりも好かれた方が良いことには変わりない。

個人的にとりすぎない

もし自分が携わったプロジェクトが失敗したとしても、あなた自身を否定する必要はない。

失敗はつきものだ。失敗したから自分はダメと思うのではなく、「なぜミスをしたのか」を考え、「次はどうすれば良いか」とプラスに変えるようにしよう。自己否定に陥らないことが肝心だ。

情報収集

自分がいる業界についてどのぐらい知っているだろうか。

目の前の仕事や自分の会社だけにフォーカスするのではなく、業界について幅広い知識を持っておこう。

今日の重要なタスクは?

一日単位で最優先事項を書き出し、昨日の繰り返しではない毎日を送ろう。

まずは、仕事を始める前にその日どのような行動を起こすのか想像して目標意識を持ちたい。

もちろん、一日の終わりに「想像通りの行動がとれたのか」を振り返ることも重要といえるだろう。

終身雇用に依存

会社に就職したら定年までという時代は終わりつつある。

移り変わりが激しい現在、転職したいと思わずとも、転職せざるを得なくなることがあるかもしれない。

新卒の就活を思い出して、「自分にどのようなスキルがあるのか」「何が得意なのか」といった自己分析を継続して行うことが重要だ。

自分らしく

一日でプロになれる人はいない。心の中にメンターを持とう。身近な上司や、あるいはSteve Jobsを目指しても良い。

そうするうちに、自分の強みと弱みがわかってきて、仕事や対人関係、顧客との関係などで自分らしさができてくるはずだ。