IIJイノベーションインスティテュート(以下、IIJ-II)とジェイ・キャストは11月26日、ビッグデータ解析技術をデータジャーナリズムに応用する共同実験の第二弾として、都道府県別で感染症の流行情報を配信するサービスを開発し、同日より、地域情報サイト「Jタウンネット」に掲載を開始したと発表した。
同サービスは、国立感染症研究所が公開する「感染症発生動向調査週報」のデータを活用し、現在どの感染症が流行しているのかをわかりやすく集計、公開する。
感染症の流行は地域ごとに差があることもあり、都道府県別に報告数や前週との差異を表示することで、各地域の生活者に役立つ情報として提供することを目的としている。
同サービスで、IIJ-IIは国立感染症研究所が公開するデータを収集し、集計・変換等のデータの加工・整理を担当し、ジェイ・キャストはIIJ-IIから配信される整理済みデータを基に「感染症 流行情報」として「Jタウンネット」内でいつでも目にとまるよう配慮して掲示する。
また、IIJ-IIからジェイ・キャストに配信されるデータの詳細は、IIJ-IIの「感染症データランキング」にて確認することが可能。今回の試みは IIJ-IIの研究開発プロジェクト「Project Gryfon」の共同研究の一環として行っている。
今後は、ジェイ・キャストが運営する他の媒体「J-CASTニュース」「東京バーゲンマニア」なども活用し、継続してビッグデータのデータジャーナリズムへの活用実験を行っていくとしている。
なお、共同実験の第一弾「Wikipedia都道府県カテゴリランキング」は、「Jタウンネット」に掲載中で、毎日更新されている。