JPCERT/CCは11月12日、Adobe Flash Playerに複数の脆弱性があるとして注意を呼びかけている。発表によると、遠隔の第三者が、これらの脆弱性を悪用した細工したコンテンツをユーザーに開かせることで、任意のコードを実行させるおそれがあるという。
米Adobe Systemsは11月25日(現地時間)、10月14日にリリースされた更新版で対処した脆弱性への対策を追加した「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを公開した。
対象となる製品とバージョンは以下のとおり。
- Adobe Flash Player 15.0.0.223 およびそれ以前(Windows版およびMac版) (Internet Explorer、Google Chrome、Mozilla Firefox など)
- Linux版Adobe Flash Player 11.2.202.418 およびそれ以前
Windows版とMac版のユーザーはバージョン15.0.0.239に、また、Linux版のユーザーはバージョン11.2.202.424にアップデートする必要がある。
Adobe Flash Playerが標準で同梱されているWindows 8用Internet Explorer 10、Windows 8.1用Internet Explorer 11は、Windows Updateなどで最新のFlash Playerが更新プログラムとして提供される。
同様に、Flash Playerが標準で同梱されているGoogle Chromeでは、Google Chromeのアップデート時にAdobe Flash Playerが更新される。