三井情報(MKI)は11月25日、SAP HANAに対応した商社・卸売業向けERPテンプレート「MKI-Trade Suite」の提供を開始した。

同製品は、商社や卸売業、メーカー販社向けに多数の基幹システムを構築した実績や知見を活かしたERPテンプレート。30におよぶ必要なビジネスシナリオを完備し、鉄鋼や金属、化学品、機械・輸送システム、繊維、エネルギー、食料、コンシューマなど8事業に対応可能だ。

「MKI-Trade Suite」ユーザーインタフェーイス

主な特徴は、「Webベースのユーザーインタフェースで操作性が高いこと」や「日本語・英語・中国語といった多言語に対応しているため海外拠点でも使用できること」「1拠点あたり最短6カ月で導入可能なこと」など。

海外での利用においては、40カ国の税務要件・商習慣を標準機能で対応し、短期間での導入を可能とするだけでなく、海外展開のリスク低減にも貢献するという。

40ヶ国の税務要件・商習慣に注入

MKIは今後、5年間で10件の「MKI-Trade Suite」案件獲得を目指す考えだ。