ビッグデータを売上拡大に結びつけるためには、迅速かつ柔軟にデータを分析しながら有効なインサイトを探り出す必要がある。その際、さまざまなシステムからデータを収集し、統合するというプロセスが不可欠になるが、システム面から見て最も大きな障壁となるのがデータの連携/統合だろう。
新たなデータソースを取り込む際に、いかにして時間をかけずに既存のデータとマージするか。この部分のスピード感次第では、現場でまったく使われないシステムにもなりかねない。
11月26日(水)、東京都千代田区のパレスサイドビルにて開催されるセミナー『IT活用はTCOではなくROIで選ぶ時代 導入事例に学ぶ、データ活用によるアップセル・クロスセルの勘所』では、そうしたデータ統合の最新技術を紹介するセッションも用意されている。
本稿では、「Session3」として講演予定の『ROIを向上させるビッグデータ統合テクノロジーのご紹介』において取り上げられるTalend技術の特長を簡単に紹介しよう。
『IT活用はTCOではなくROIで選ぶ時代 導入事例に学ぶ、データ活用によるアップセル・クロスセルの勘所』では、Session3をTalend マーケティングディレクター 寺澤慎祐氏氏が務める(画像クリックでセミナー詳細ページへ) |
対応データソースは800以上! ジョブもGUIから自動生成
ビッグデータ時代のETLツールとして注目を浴びているTalend製品。その最大の特長としては、OSS(Open Source Software)として開発されており、多数の開発者/ユーザーを抱えている点にある。
無償版と商用版の2種類を提供しており、無償版は全世界で100万ユーザー超、商用版も4,000社超で利用されている。開発も活発で、各種データソースを取り込むためのコンポーネントは、公式のもので800個も用意されている。
加えて、Eclipseベースの専用開発環境「Talend Studio」も提供されており、たとえ目的のデータソースに対応したコンポーネントがなくても容易に自作することが可能。さらに同ツールを使えば、データを処理するジョブもマウス操作とプロパティの設定により自動生成することができる。
こうした柔軟さが評価され、Talend製品は国内でも導入実績を伸ばしている。例えば、以前の記事で紹介した電通レイザーフィッシュが提供するプラットフォーム「Next Generation Communication Platform(NGCP)」でも、クライアントの基幹システムなどと連携させる部分で採用されているという。
「ユーザーは、自社システムとNGCPを連携させる際にも、必要なコンポーネントを選択してジョブを自動生成するだけ。対応するコンポーネントがない場合でも、Javaコードを書けばコネクタを作成できるので、クライアントにほとんど負担をかけずに済みます」(電通レイザーフィッシュ)
果たしてTalend製品の使い勝手がどのようなもので、導入事例としてはどういったものがあるのか。11月26日(水)の講演で確認してほしい。
開催概要
『IT活用はTCOではなくROIで選ぶ時代
導入事例に学ぶデータ活用によるアップセル・クロスセルの勘所』
- 日時 : 2014年11月26日(水) 13:30(開場 13:00)~16:20
- 会場 : パレスサイドビル 東コア2F マイナビルームS
東京都千代田区一ツ橋1-1-1(東西線竹橋駅 直結)- 申込締切 : 2014年11月25日(火) 18:00まで
- 参加費 : 無料
- 主催 : マイナビニュースセミナー運営事務局
- 協賛 : ゼンク、マップアール・テクノロジーズ、Talend