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インターネットサービス企業Netcraftは11月19日(英国時間)、「November 2014 Web Server Survey|Netcraft」において、2014年11月におけるWebサーバ調査結果を発表した。2014年11月はnginxの増加が顕著になっており、結果としてApacheとMicrosoft IISはシェアを微減させる結果になっている。これはこの数年間続いている傾向で、2014年11月も同様の結果となったことになる。
2014年11月において、nginxのシェア増加に寄与したのはSourceForgeのダウンロードサイトやゲームニュースサイトであるpcgamer.comなど。SourceForgeはこれまでダウンロードサイト(downloads.sourceforge.net)にlighttpdを採用してきたが、これらをnginxへ置き換えた。また、pcgamer.comも新たにnginxの使用を開始している。
昨今、アクセス数が多いサイトほどnginxへの移行が進んでおり、Apacheのシェア下落とnginxのシェア増加が対の関係になっている。従来のサーバはApacheのままで運用を続け、新規のサーバや置き換えのサーバはnginxに移行するといった作業が行われているものと見られる。
nginxは軽量高速を特徴としていることから、マルチコア/メニーコアに対してのスケール性能が良いため、特に性能が要求されるサイトで高い需要がある。