パルコは、アンティークな博物画やボタニカルアートを展示する「19世紀までの博物画・ボタニカルアート展 ビューティフルからグロテスク ~一瞬のはかない美の記憶~」を開催する。開催期間は12月16日~12月25日 10:00~21:00。会場は東京都・渋谷パルコ パート1 B1階のギャラリーX。入場無料。
同展では、16世紀のヨーロッパで当時の科学者らが発見し200年以上経過した現代でも美しい芸術として愛される「博物学」や、古代エジプトや中国などで薬草を見分けるために生まれたという「ボタニカルアート(植物細密画図譜)」をテーマとした書物や図版が展示・販売されるもの。
「博物学」からは、残酷でグロテスクな死体解剖書や未公開のタブー図譜をはじめ、ゴスロリブームの元祖とも言われる「死の舞踏 - ダンス・オブ・デス」、ゲオルク・ヴォルフガング・クノールによる「自然界からの逸品の蒐集室 - Deliciae naturae selectae oder auserlesnes naturalien cabinet」、版画家クノールの「Kunstkammer(驚異の部屋)」から鳥、動物、魚、ウニ、貝、蟹、サンゴなどの生物90図などを展示。一方、「ボタニカルアート」からは、ロバート・ジョン・ソーントンの銅版画「フローラの神殿」やアールデコ期オリジナルデッサン画による手彩色細密画、19世紀の水彩画ボタニカルアートのオリジナル作品の逸品など、美しい未公開植物図譜が展開されるということだ。