パナソニック エコソリューションズ社は11月19日、HEMSにつながる機器を2015年春までに、従来の16機種から最大で20機種に拡張すると発表した。
2012年10月に発売した「スマートHEMS」は、HEMSの中核機器「AiSEG」とHEMS対応住宅分電盤「スマートコスモ」をプラットホームとし、エネルギーの見える化や機器の自動制御および遠隔制御を軸として、累計で5万5000台を販売した。今回発表の新製品は、従来の電力負荷の平準化やエコに貢献するエネルギー管理に加え、新たに照明器具連携機能や空気環境機能などを搭載している。
照明器具連携機能では、配線器具(スイッチ)と連携し照明器具を操作できる。さらに、目標値と連動し、自動減光で省エネに貢献する。また、空気環境機能では、天井埋込形空気清浄機と連携し、ハウスダストやPM2.5、ニオイなど空気環境情報をHEMSで管理できる他、IHクッキングヒーターと連携し、ニオイの拡散防止に貢献する。
この他、お風呂やキッチンでもテレビの視聴・録画が可能な「住宅機器コントローラー」をHEMS対応モニタとしてラインアップした。これらにより、生活空間の快適さをさらに向上させ、HEMSの早期普及拡大が図れるとしている。