KDDIは11月17日、KDDI研究所が開発した「ブラウザ同期技術」を活用したサポート技術のトライアルを実施し、その結果を発表した。

ブラウザ同期技術における遠隔サポートのイメージ

ブラウザ同期技術は、離れたユーザ同士がスマートフォンのWebブラウザーの表示画面を同期するというもの。Webブラウザーでのクリックや文字入力などの操作内容のみを相手に転送するため、ネットワークへの負荷が少なく、スムーズに同期できる。

トライアルは4月28日~5月20日まで実施。ブラウザ同期技術を活用し、利用者がブラウザー上で操作する設定作業「スマートフォンのEメール初期設定」「迷惑メールフィルタ設定」「au IDパスワード設定」をサポートセンターのオペレータが遠隔で支援した。

トライアル後のアンケートの結果では、94%の利用者から「次回も利用したい」との回答を得られた。その理由は「簡単」「便利」「安心」などが挙がったという。

今回は設定作業のサポートに絞ったが、今後も「買い物支援」「健康支援」「営業技術支援」「Web予約」などの支援も検討するとしている。