セールスフォース・ドットコムは11月18日、レガシーシステムに格納されているあらゆるデータをSalesforceに統合可能とする「Salesforce1 Lightning Connect」を発表した。ユーザは Salesforce1 Platformを基盤に、レガシーのバックオフィスシステムに格納されているデータから最大限の価値を引き出せるという。
Salesforce1 Lightning Connectの特徴は、「高速性」「リアルタイム性」「拡張性」の3点。完全にコードフリーで統合できるため、ユーザーは数クリックでリアルタイムかつ迅速にデータを統合できる。また、Salesforceの外部のデータへアクセスし、Salesforce環境内と同じようにデータ処理も可能だ。例えばマーケティング部門であれば、米Salesforceが提供するPaaS環境「Heroku」で顧客ロイヤリティマーケティングを構築し、同アプリケーションからのデータをSalesforceで利用できる。
なお、既にInformatica、Jitterbit、MuleSoft、Progress Software、SnapLogic、SoftwareAGをはじめとするインテグレーションベンダーがLightning Connect用アダプタの拡張的なライブラリを構築し、Salesforceと簡単に統合できる環境を実現している。またBrown-FormanやHD Supply Facilities Maintenanceなどの大手企業が、Salesforce1 Platformによってバックオフィスシステムを再活用したという。